Slide Share(スライドシェア)ってご存知でしょうか。簡単に言うと、プレゼンテーションで使うスライドなどのデータのホスティングサービスです。Youtubeは動画ファイルのホスティングサービスとして有名ですが、Youtubeのスライドファイル版だとご理解いただけるといいでしょう。ユーザーはPowerPointやPDF、Keynote、LibreOfficeのプレゼンテーションファイルをアップロードし、他のユーザーと共有したり、評価やコメントを付けたりすることができます。

コンテンツマーケティングが注目される中、このサービスをB2B向けマーケティングに活用する企業が増えています。御社でも顧客向けの勉強会や展示会、個別面談時に紹介している事例などいろいろなコンテンツがスライド化されていませんか?この資産をもっと積極的に活かしましょう。

今回は、Slide Shareを活用して発信型のB2B営業になるためのアプローチについてお話しします。

Slide Share(スライドシェア)を活用するポイント5つ

1.会社に眠っているプレゼンテーション資料を集める

Slide Shareのメリットは、会社に眠っているプレゼンテーション資料をコンテンツマーケティングに活かせることです。Slide Shareを始めるために1から資料を準備する必要はありません。すでにビジネスを展開している企業であれば、何かしらのプレゼンテーション資料を持っているでしょう。まずは、これまでにいろんな場面で使ったプレゼンテーション資料を集めてみましょう。

2.SEO対策でアクセスを集める

Slide Shareで少しでも多くアクセスを集めるためには、SEOを意識することが重要です。そのための対策として、Slide Shareにファイルを共有する際、タイトル、説明文、タグにキーワードをちりばめて、ターゲットユーザーが検索したときにひっかかるようにしましょう。そのプレゼンテーション資料を見ることで何が得られるのか、タイトルを読んだだけですぐにわかることも大切です。また、タイトルは書き方を少し工夫するだけでユーザーの興味を惹きつけることができるので、そこはあなたの腕の見せどころです。

3.表紙はできるだけ目立たせる

アクセスを増やすためには、表紙のイメージが大切です。真っ白な背景にタイトルと作成者名だけの味気ない表紙ではなかなかユーザーの目に留まりません。表紙はなるべくカラフルに、大きめの写真やイラストを置くなどして目立たせましょう。表紙に少し手を加えるだけでも、検索結果で一覧が表示されたときに目につきやすくなり、閲覧してもらえる可能性が高まります。

4.結果につなげるためのCTA(Call To Action)を忘れない

Slide Shareで忘れてはならないのが、自社のプレゼンテーション資料に興味を持ってくれたユーザーにアクションを起こしてもらうためのCTA(Call To Action)設置です。また、自社の名前と連絡先はわかりやすいところに書いておかないとリスト獲得のチャンスを逃してしまいますし、登録名を会社名(日本語)にすることで会社名がGoogleで検索できるようになります。そして、プレゼンテーションの最後のページには、プレゼンテーション作成者の氏名と連絡先、そして自社のURLのリンクを必ず貼っておきましょう。

5.自社のコンテンツメディアでも活用する

自社のコンテンツメディアを持っている企業はSlide Shareにプレゼンテーション資料を置いたら、自社のコンテンツメディアでもそれを紹介しましょう。スライドの上にある「Embed」をクリックして埋め込みコードをコピーし、文章中に貼り付ければ、ブログの中でSlide Shareに置いたプレゼンテーション資料を紹介することができます。こうすることで、アクセス数を伸ばすことができますし、ソーシャルメディアで拡散される機会も増えるでしょう。

顧客の購買プロセスに合わせた「発信型のB2B営業」になるためのアプローチ

ここまでお読みになられて、「そんなことをしてしまったら、営業マンが顧客に会った時に見せる資料がなくなる」とか「競合他社に真似される」「個別に提供するなら問題ないが、公開してしまうとコンプライアンスの問題があるのでは・・・」「社内で公開のコンセンサスを得るのが大変」などの感想を持たれた方も多いのではないでしょうか。

しかし、現実にこのような仕掛けが既に存在しており、やる気になればほとんどコストを掛けずに自社サーバーで眠っている資産をコンテンツ化して、顧客発掘に活用することができるのです。上手くやれば24時間、ネット上で検索する顧客に対して自社の情報を提供し続けてくれます。

顧客の購買プロセスにおいて、既にWebで「検索する」ことは当たり前になっています。その「検索する」と言う購買プロセスに合わせた情報発信を今はまだ同業他社がやっていなくても、いつやってくるかわかりません。知らないところで既にいろいろと情報発信の工夫を始めているかもしれないのです。顧客と営業マンが出会った時が全ての始まりなのでなく、出会った時には顧客が自社に対してポジティブな印象を持ってくれているようにする。そのためにはもっと情報発信型の営業スタイルに変革していかねばなりません。

このような「発信型のB2B営業」になるために「必要なことはやってみよう!」という覚悟と、やったことのないことに挑戦する勇気と好奇心だけ。Slide Shareは情報発信型の営業スタイルを実験することができる一つのユニークなインフラだと思います。