マーケティング

オンラインとオフラインを融合!フィジタルなマーケティング活動とは?

オンラインとオフラインを融合!フィジタルなマーケティング活動とは?

2013年にアメリカで生まれた「フィジタル」という造語をご存じですか? フィジタルとは、Physical(身体的)とDigital(デジタル)を掛け合わした言葉で、オフラインとオンラインの世界を融合させるマーケティング活動を意味します。似た言葉にはO2O (オンライン・トゥ・オフライン)があります。

今回は、このフィジタルをうまく活用したマーケティングの事例をご紹介します。

3つのフィジタルなマーケティング事例

1. 「リアルいいね!」リアルタイムでシェアしてくれるマグネット

表参道ヒルズ本館で実施されたイベントAvexアーティスト ICONIQ の写真展では、凸版印刷株式会社が2011年11月に発売した新プロモーションメソッドである「リアルいいね!」を活用しています。会場に展示された写真にNFC(Near Field Communication)技術と呼ばれるマーク型のマグネットが設置されており、それをタッチすると自分のFacebookやTwitterに写真をシェアできます。

その場で写真を撮って後からSNSに投稿するのではなく、会場の中でリアルタイムに作品を友人にシェアできる「リアルいいね!」は、「Gap JAPAN」の店内イベントやREVLON 期間限定カフェ『REVLON Beauty & Love Museum』などのキャンペーンでも活用されています。

 

2. 「いいね!」の数を教えてくれるハンガー

ブラジルのファッション小売店C&Aに現れたなんともフィジタルなハンガー「Fashion Like」。一見どこにでもありそうなお店なのですが、ハンガーをよく見ると……なんと数字が表示されています。この数というのが、実はそれぞれの洋服にFacebookの「いいね!」が押された回数。

このハンガーはお店のFacebookページと連動しており、リアルタイムにFacebookで「いいね!」が押されるたびに回数が増えていきます。「いいね!」の回数が口コミの評価として購入を後押ししてくれるだけでなく、お店の話題集めにも一役買いそうなハンガーです。

 

3. 焼き立てパンを告知してくれるハードウェア

忙しいパン屋さん向けに開発したハードウェア「Baker Tweet」は、オーブンから焼きたてのパンが出来上がるとTwitterで知らせてくれる装置。オーブンの横に小さな機械があり、パンの商品名を選びボタンを押すだけという簡単な操作なので、パン屋さんでも簡単にオンラインでマーケティング活動ができるのが魅力的です。パン屋さんのような実店舗は、営業中はお客様への対応等で忙しく、リアルタイムにツイートするのは難しいですが、このような仕組みがあるとオンラインのマーケティング活動が簡単にできます。

ユーザー視点に立ってみても、自宅や会社の近くのパン屋さんから、焼き上がりのツイートが発信されれば、ついつい焼きたてのパンを買いに行ってしまいそうな、ユニークなフィジタルです。

 

フィジタルで注目を集めよう!

オンラインでのマーケティング活動が盛んになっているとは言え、オフラインでのマーケティング活動を完全にストップさせられるものではありません。どちらにもメリットとデメリットがありますが、それをうまく融合させ、フィジタルをマーケティングに活用していくことで、ユーザーの目を引き付けることができます。

フィジタルを導入する際には、例えば「Facebookの『いいね!』をお客さんが見るとどんな心理状況になるか?」と言うように、オンラインの評価がオフラインにどういう影響をもたらすかを考えてみることが大切です。このように、オンラインとオフラインを効果的につなぐことができれば、上手にフィジタルを導入できるのではないでしょうか。

 

参考:

デジタルマーケティングとリアルマーケティングの融合「フィジタル」

The Internet of Things: Let’s Get Phygital By Vincent Teo

第1回 オンライン×オフラインプロモーションの“キー”としてワークしはじめたNFC (1/2)

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